インクジェットプリンターを使用開始するまでの準備など

ミクロサイズのインクの粒を紙に吹き付けることによって文字や写真を印刷するインクジェットプリンターは、低価格でしかも維持が簡単なことから、今日、家庭で使用されるプリンターの代表選手になっています。印刷の対象として、活版印刷並みの綺麗な文字や資料用写真の出力に適した専用紙、作品の出力に最適な写真用紙および普通紙が選べるのは当たり前。現在では、業者に発注したものと遜色ない耐候性を持ったステッカー用紙や表面に直接印刷することが可能なブルーレイ、DVDが一般に普及するまでになりました。機能的にはプリンターだけでなくスキャナーを内蔵した、いわゆる複合機と呼ばれるタイプも普通に見られます。パソコンとの接続方法としてWiFiが選べますから、設置の自由度は格段に高くなりました。このように、一端使い始めると大変手軽で便利なインクジェットプリンターですが、相対的な話として、使用開始までの立ち上げ作業は電源を入れてハイお終いとは行かず、若干時間が掛かります。

ハードウェアの一般的な立ち上げ手順

箱から出してはじめにやるべきことは、説明書の確認です。名称は様々ですが、いずれの機器にも使い方に関する説明書と、設置に関する説明書が付属するのが普通ですから、まずは後者を熟読します。特に重要なのが輸送中の保護の目的で貼られているテープやネジの把握です。これらの機能は可動部を固定して振動から守ること。プリンターとして使う瞬間から、存在してはいけない物体に変わるため、説明書に従って取り除きます。保護材を取り除いた後は付属品の取り付けです。インク以外に付属品が存在しないタイプが多いものの、中には給紙プレートなどを取り付けるインクジェットプリンターがありますから、それぞれ説明書に従ってください。インクの取り扱いについては、電源を入れてから付ける機種と、電源を入れなくても取り付け可能な機種があります。注意点はどちらも所定の位置に所定の方法で取り付けること。カラーインクは取り付け位置が決まっているため、よく確認しながら取り付けます。カートリッジタイプのインクの場合は、しかるべき部分を保護しているフィルムやロックを取り除くのをお忘れなく。

パソコンとの接続とソフトのインストール

パソコンやタブレットと接続するには、USBケーブルやWiFiといった接続方法に関係なく、パソコン側にデバイスドライバーと呼ばれるソフトを先にインストールしておきます。このソフトは言わば特定プリンターのための印刷命令翻訳ソフト。多くの場合、プリンターを使う際にあると便利なアプリケーションソフトと一緒にCD-ROMの形でプリンターに添付されています。デバイスドライバーのインストールが済んだなら、後はプリンターを接続するだけです。USB接続の場合なら両者を接続後、プリンターの電源を入れれば自動的に接続が完了し、次の瞬間から直ぐに印刷が可能になります。WiFi接続の場合は、プリンターをネットワークプリンタとしてネットワークに登録するのが一番簡単です。しかし、LANを構成せず、例えばタブレットとインクジェットプリンターを一対一に接続することも可能。それを実現する手段は、アプリとしてそれぞれのメーカーから提供されています。